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54th

一言は審査員をつとめた 仕:仕事人 ナ:ナベ 芋:芋兄 め:めやちゃん 遊:遊び人 のコメントです
関係ありませんが色はうちわ参照です(笑)


※54th審査記念にいただいた、当日夜の行灯画像集こちら
画像
作品名
そのほかの画像
一言
54th行灯大賞
降魔
仕:針金の精度、一つの作品としてまとめる力、共に高いレベルにあり、まさに行灯大賞たる作品に仕上がっていると思います。人の顔の針金の本数が非常に多くなっており、光を通したときに、幾らか気になってしまうのですが、それは人の顔に立体感と迫力を出すために仕方なくそうなったのでしょう。多すぎても少なすぎても、と、バランスの難しいところだと思います。
ナ:非常に精密な針金(特に顔)。残念なのは頭に色ムラがあったこと。それ以外はすばらしい。
芋:今年の作品の中では文句なく1番です。審査員の間でも満場一致でした。

め:時間が足りなかったのか色塗りが非常に雑な部分が見られましたが、針金で表現された立体感はすばらしいです
遊:やっぱり立体感が絶妙ですね。顔の画像を見てもらえればよくわかると思います。
54th三年金賞
華炎
仕:きれいに仕上げられた鳥の羽と大胆に入れられた墨入れなど、美しさという行灯の方向性をはっきりと見せてくれたと思います。構図的な問題なのでしょうが、後ろが平面的になってしまったのが惜しいところでした。定められた時間の中では難しいでしょうが、出来ればもう一工夫見せてもらいたかったです。
ナ:鳥の羽の奇麗なグラデーションがとても良い。
芋:鳳凰のグラデーションは、夜とてもきれいでした。
め:色塗りがとても丁寧でした。グラデーションもよくできています。
遊:中央の龍の絵と、墨入れの力強さが印象的。
54th三年銀賞
大百足退治
仕:まずはなんといっても題材の妙と、百足に書かれた文字でしょう。奇抜とも取れる題材、アイデアをうまくまとめたと思います。目をセロファンで貼り、その中の電球を意図的に(と解釈しましたが)揺らしたのも賛否はともかく面白かったです。動的な百足に対し、いくらか人間の構図がおとなしすぎたのではという印象を受けました。
ナ:ムカデを3体も作り上手く空間を埋めている。
芋:なかなか斬新な題材です。電飾も見事でした。
め:百足と人の絡みがおもしろいです。百足の柄に困ったと思いますがよく工夫されています
遊:百足の行灯初めて見ました。針金もしっかりしてましたし。
54th三年銅賞
源頼光 土蜘蛛の夜襲
仕:題材とそれに伴う構図の選択が見事でした。それだけに、一つの塊に近くなってしまった人間を、もう少ししっかりと作りこむことが出来ればさらに素晴らしいものになったと思います。このクラスに限らず、人間は一つ一つのパーツをしっかりと作りこむことが重要です。一つの塊になってしまっては、それを表現しきることは難しいと思います。
ナ:クモの脚の色使いが良い。構図は51stの3年金賞とほぼ同じ。
芋:蜘蛛の足のグラデーション、腹の模様は51stの蜘蛛には見られなかったいいアイディアだと思います。
め:色ムラが少なく、空間の使い方がおもしろいと思います
遊:蜘蛛、蜘蛛、蜘蛛………(号泣。僕も頼光にするか迷った記憶がありますね。
54th二年金賞
魚跳龍門
仕:鯉の精度、美しさ、それと全体としての完成度による勝利だと思います。一つの作品を完成させるということは大変な才能だと思います。これだけの鯉を作った技術を人間の方にも維持し続けることが出来れば、行灯全体の印象が数段上のものになったのではないでしょうか。来年は追われる側としてどんどん上を目指していってもらいたいです。
ナ:コイがとてもよくできている。見事。
芋:この作品は夜の方が断然いいです。
め:淡い色合いで電飾が活きていたと思います
遊:夜の鯉が非常に印象的でした。
54th二年銀賞
開眼二刀流之巻
仕:迫力、精度共に大変高いレベルにあり、強い印象を与えてくれました。これが完成していたら…と、非常に残念です。しかし、まだまだ二年生、今年のこの銀賞は、来年きっと大きな意味を持ってくるものだと思います。おそらく、作者はリベンジに燃えていることでしょう。来年は挑戦者として、非常に期待が持てる行灯でした。
ナ:2人の人間でよく空間を埋めている。鎖というアイディアも良い。電飾が不完全だったのが残念。
芋:電飾が成功していれば・・・ 鎖が光ってるところが見たかった!
め:空間の使い方、立体感がすばらしいです。鶴の柄も独特かつ綺麗でした
遊:全ての行灯のなかで一番服と裾の立体感があったと思います。服を立体的に作ると紙張りの面積が飛躍的に増えるんですよね。
54th二年銅賞
妖術使児雷也蝦蟇ヲ呼バントス
仕:人間の針金の精度という点においてはやはり銀賞にはいくらか遅れをとるものの、電飾を見通しての蝦蟇の色使いが非常にうまく、それが銅賞を呼び込むことになったと思います。出来れば、より迫力のある構図、肝心の人間の精度を心がけてほしかったです。
ナ:ガマが奇麗だった。ガマの針金も非常に精密でよかった。
芋:このクラスは電飾がすばらしかった。蛙の電飾は圧巻。
め:動物等の柄は難しいのですが、蛙の柄・電飾が最高でした。今年の行灯の中で一番綺麗に光っていたと思います
遊:夜の蝦蟇にやられました…。
―――
南蛮王 孟獲
仕:行灯行列までに完成に至らなかったことが非常に残念な行灯の一つでした。しかし、賞などなくても、学プロをそっちのけにしても完成させようとしたその心意気に非常に感じるものがありました。その心意気、きっと来年はやってくれるでしょう。
ナ:象が非常に精巧にできている。この針金の技術はすごい。
芋:このクラスも時間がもっとあれば、間違いなく金賞候補でした。ほんとに残念。
め:蛍光塗料は夜光ったとき想像以上の効果がありました。象の肌の質感もうまく表現できていると思います
遊:ねぶたでは多いですが、こういう炎(?)って行灯であんまり見ないので、印象に残りましたね。
54th一年金賞
義経、流星が如く
仕:一年生にして、ここまで馬を作り上げたということに、非常に将来性を感じました。見せ方などといった行灯のテクニックを憶えていけば、この先どれだけのものを作り上げてくれるのか非常に楽しみです。この金賞に慢心せず、さらに上を目指していってほしいです。
ナ:行灯を持った時、顔が観客の方を向いていた。ちょっとした工夫だが好印象を受けた。
芋:顔の作りは1年のレベルを超えてます。来年以降に期待。
め:空間がかなり余っていますが色塗りが比較的綺麗でした。人の顔が見にくいのが残念です
遊:馬の毛と、髪の毛が、塗りといい方向といい上手いです……